1975-12-18 第76回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第9号
具体的には、競りの高値で決めますから、中央が集散市場化して、それが地方へどんどん高値で運び込まれる、そして地方の卸売市場の価格をつり上げている、こういう実態を知らないことはないと思うのです。いま私は二、三指摘しましたけれども、農林省はこの点について全然把握してないということ、これでは中央卸売市場を設けても何の役にも立たない、これは当然じゃありませんか。
具体的には、競りの高値で決めますから、中央が集散市場化して、それが地方へどんどん高値で運び込まれる、そして地方の卸売市場の価格をつり上げている、こういう実態を知らないことはないと思うのです。いま私は二、三指摘しましたけれども、農林省はこの点について全然把握してないということ、これでは中央卸売市場を設けても何の役にも立たない、これは当然じゃありませんか。
要するに、中央卸売市場がロット化しまして、集散市場化しまして、そこに全部集荷される。結局、値段だけつり上げて、そこからまた地方に持って返ってくる。和歌山などでも、大阪中央卸売市場と和歌山の卸売市場で同じような事態が出ておるわけですね。車で運んでいって先取り転送で持って返ってくる。
最初に、流通近代化資金についてでございますが、御承知のように、現在中央卸売市場は集散市場化の進展に伴いまして、取り扱い量が非常に増加しております。しかも、一方では著しい自動車の増加によりまして、市場施設が狭隘の度をますます深めているのでございます。そういったことを打開いたしますために、市場の施設整備に追われているというのが現状ではなかろうかと考える次第でございます。
しかしそういう、いわば施設の物的な問題を別にいたしまして、多少掘り下げて、中央卸売市場の問題として私どもが当面していることを申し上げますと、東京、大阪等で、はなはだ顕著な事態でございますが、それらの大都市の大市場が集散市場化しているわけでございます。大阪市でありますれば、大阪市が設立している中央卸売市場で扱う品物の相当部分が大阪市以外に流れております。東京でもそのとおりであります。
それから府下に二二%、他府県、大体奈良、和歌山、兵庫ですが、これに二〇%ほど行くというような状況になって、非常に集散市場化しておるという状況がございます。
○森実説明員 いま御指摘がございましたように、確かに東京、大阪の集散市場化の動向は、一つの方向としては評価していかなければならぬ点があると思います。そういう意味で、ちょっと言い落としたのでございますが、やはり東京自体には、相当思い切った規模の集散的機能を持った市場をやはり考えていかなければいけない。
それに対しまして国の補助金が、漸次改善されているとは申しながら、きわめて微々たるものでございまして、これは現在、先ほど申し上げましたように、集散市場化の傾向が非常に強い点、特にこの点をお考えいただきまして、特段の国の補助が望ましいのではないか。特に用地が非常に高く、これが取得困難でございます。
これを一口に中央卸売市場の集散市場化というふうに理解しておるわけでございます。
先ほども魚の北村会長からも、同じ仲買い人の立場でいろいろとお話がございましたが、御承知のように現行の中央卸売市場法が、大正十二年公布以来四十年を経過しております間、今日まで四回の改正がありましたが、いずれもその一部が改正されたのみでありまして、同法制定当時に比しまして、内外の社会、経済情勢の激動と申しますか変遷に伴いまして、市場の性格というものも集散市場化し、実態に即応し得ない点が多々あると思いますので
次に、集散市場化したということがいわれておりますが、実は主務大臣が、先申し上げましたような強大な監督権限を持ちますことは、一地方に限らず、本来の中央卸売市場の性格が全国的のものであることによるものであることは申すまでもないところでございまして、集散市場的な性格は遠く日本橋時代から持っておったことは申し上げるまでもないことでございます。
少くとも目下のところは六大都市のような集散市場化したものや、大きな卸売業者がある場合は関係地域の広いことともにらみ合せまして、大臣がやるのがいいんじゃないかということで法案は提出しておりますが、必ずしもそれでなければならぬという法案ではございませんから、そういうことを研究したいと思っておるわけであります。
というものが集散市場的な性格にだんだん業務が広がってきた、従って大臣が監督するのが適当であろう、そんなことも原因になっているように伺っておりますが、これは先ほど都の副知事がおっしゃるように、都市内における膨大な消費がもとになりまして、そうして関係者はもちろん、開設者並びに他の関係の関係者が長年の犠牲と努力で、生産者方面に対する事柄もそうでありましょうし、消費者方面の関係も非常に信用ができてきて、そうして集散市場化
かたがたもって主務大臣にしましたのは、これは現行法でも本来国の仕事であって、地方長官に委任されて、しかも単に委任できるということでなしに、改正文じゃございませんが、国の許可を受けたものとするという便宜の規定がありまするが、集散市場化しつつある地域もあるととも考えまして、また卸売人の行為というものは、自分が営業所をもっておるとかいう場所ばかりでなしに、中央市場の中で売買する、ないしは委託販売をするということばかりでなしに